中学校へ向かう通学路で。 毎日 行き帰りの二回 その道で キミとすれちがった。 キミは 僕の通う学校と 反対方向にある中学の制服を着てた。 襟元の赤いリボンと 長い髪を風になびかせながら 朝は一人で。 帰りは 友だちに囲まれて キミはいつも キラキラと笑っていて その輪の中心にいるように 見えた。