「…………で、朝の話しは何なんだよ……?」
家までの道をノロノロ歩いて、隣でぶらぶら歩きながら道端の子猫を凝視するヤツに視線を向ける。
「…………?」
「…………。」
…………絶対今…何のことだっけ?…て顔しやがったな…………。
「~~~っ……朝の!……白羽ちゃんの…ことだよ………。」
名前は少し、小声になった。
夜はやっと、あぁ…って顔をして
「……………しろうさはヤメロ。
それがいーんだ。」
「…………わかんねぇよ………。」
夜はヤメロの一点張りで…………それ以上の説明はしない。
まったく何なんだよ……………。
ため息をついて…また子猫をじ~と見つめる………相変わらず変な夜に頭を抱えたくなった…………。
でも…………その意味を、
俺はこの後、思い知る。


