うさぎの小箱~【鍵つき】短編集~





隣に寝ていた夜が身動ぎをして………



「……………。」



むくっと、お…起きちゃった……………!!!



「あ……の、その…………よ…夜………」



あたしは何だか難しい顔で目を凝らすようにこっちを見る夜に、なんて説明したらいいのかわからずにオロオロと動揺した。



そしたら夜が………



「…………ナニ…この……俺の願望がそのまま叶った夢……………。」



「…………は……?」



夜、寝ぼけてる…………?



なんか……ひたすらあたしを見てるような……………。



恐る恐る…………視線を下にして



「………………!!!?」



ビシリッ!音が出そうなほど固まるあたし。





なんで………………














裸なんだよぉぉぉーーーーっ!!!?













モトに戻ったあたしは…………夜のベッドのシーツにくるまっただけの、素っ裸だった…………………。