うさぎの小箱~【鍵つき】短編集~





シャワーの音がピタリと止まる。



――――ガチャ……



「………!」



扉が開く音がして、ビクッ!と震える。



み…見ない見ない………っ!



興味があるけど見ちゃーダメだっ!!?



「…………チビにゃあ………。」



「…………!?」



その夜の声とともに、あたしの身体はふわりと浮かび…………既にラフな部屋着に着替えた夜に抱き上げられた。



「えらかったな………寂しくなかったか?」



夜の綺麗な黒髪が…………まだ湿っていて、



そんな夜は、やっぱり…やたらに色っぽかった……………。










「……………次はチビにゃあの番だぞー。」



「…………っ!!?」



あたしは笑顔の夜に有無を言わさず連行されて…………









「~~~っ……フニーーッ!!?」



「あ…っ、コラ。暴れんなー。」









全身くまなくぴっかぴかに洗われてしまいました……………。