俺は“早く帰りたい”の一心で少し早めに歩き出した。 「まっ待って下さい…!!」 俺に言ってるのかもしれないけれど,自意識過剰すぎて過去に苦い経験があったからあえて振り返らない。 「待って下さいってばぁ!!」 せめて名前言ってくれ。 じゃないと答えられな……いぃぃぃ!? そう… 俺は女子の力とは思えない力に腕を握られてよろけたのだ。 イヤ,よろけるまではあくまで想像。 現実は倒れたのだ。