まったく,制服というのは走りにくい。

なんとか1年3組の前に着いたけど怒られる…?
そう思ったものの扉を開ける事にした。

「遅いぞ~‼ったく夏希は‼」

ふ,ふぇ!?

「せ,先生は…?」
席につきながら隣の席の男子:神谷 聖夜
(幼なじみ)に訊く。
「はぁ!?夏希馬鹿じゃねぇの?
聞いてなかったのかよ?
今日,この時間は自習何だぞ!?」
「そ…そうだったんだ…
ってか馬鹿は酷いよッ!!
こーみえても塾では1番頭良いクラス何だから!」

ちょっと間を開けてから聖は「ふーん」って言った。