「夏希,出て来て?」
「それは…できない」
「何で?」
「えとっ…」
「用はもう足したんだろ?」
「そのっ」
「出て来れない理由でもあんの?」
「…翔っ「ショタ野郎黙れ」
「神谷!」
「そんなかに居ると車イスの人が使えないから出て来い」
「仕方ねーな」
ガラ
「夏希っ!」
「翔っ?!」
夏希は俺の方に逃げて来た(?)
「神谷…もっとマシな方法でやれよな?」
「はぁ?」
「夏希,帰るぞ?」
「ぁ!うん!!」
「夏希っ!待ってくれ」

俺は夏希の手をグイッと引いて走った。