「トイレ…」

俺は車イス用のトイレをトントンっとノックした。

「夏希…いるか?」

違う人が入ってたらかなり俺イタイヤツ。

「…しょぉ…?」

聞き取れるか取れない位の小さな声。
絶対夏希だ!