君とみらいへ


「―だから、よろしくねえ!
最後だし2人でばっちり成功させたいじゃん!」


え、なんで‥?


いつもの席に座る隆司の横には、結衣ちゃんがいた。


「‥まあクラスのやつらもやる気だし始めてるし、大丈夫だろ」


感情のこもっていない声でそう返す隆司。
珍しく本は閉じてあって、面倒そうに結衣ちゃんと向き合っている。


「そうだけどお、やっぱり主役2人が引っ張っていかないとダメだと思うんだよね!

あっ奈緒ちゃん!」


結衣ちゃんは、少し離れたところで固まっていた奈緒に気がつき、ニコッと笑顔を向けた。