「おじゃまします‥」
「あら、奈緒ちゃんじゃない!いらっしゃい」
「こんにちは‥!」
隆司のお母さんが玄関先まで出てきてくれたので、奈緒はぺこっと頭を下げて挨拶をした。
クスクス‥‥となぜか笑い声が二人分聞こえる。
ふりかえってみると‥隆司が口元を押さえて笑っていた。肩が震えてるから笑ってるのバレバレですけど‥!
「‥なんで笑うのーっ!?ひどい!」
前を向けばお母さんも笑っていて‥
「えっ‥ほんとになんでですかあー?」
「‥うん、気にしなくていいから早くあがって?」
隆司は奈緒の肩をポンポンと叩くのだけれど、
笑いを隠しきれていないから‥
「納得できない‥」



