成績優秀な隆司はもちろん補習に呼ばれてはいないのだが、図書室の方が集中できると言ってわざわざ学校に来て勉強していた。 「なっちゃん、さっきはツイてなかったなあ」 休み時間になると、坂城君が奈緒の席にやってきた。 坂城君もこの補習に呼ばれているのだ。 「ほんとだよ~もう3日目にして挫折しそう…」 「俺も!途中からずっと睡魔と闘ってて、授業どころじゃなかったわ!」 今日も爽やかに笑う坂城君につられて奈緒も笑顔になる。