「隆司っ!!」 「どうした!?」 奈緒がいきなり肩を激しく揺すったので、前の席で本を読んでいた隆司は慌てて振り返った。 「あ、あの…」 「何?」 「えっと…」 なぜか聞く勇気が無くなって、奈緒は口ごもった。 「言ってみ?」 隆司はちゃんと向き直って優しくそう言った。