「もう大丈夫だ。明日は学校に行けるな」

仁科先生はあたしにニコリとほほ笑みかける。

その笑顔は、みっちゃん先生と同じだった。

患者さんを想う優しい笑顔。

仁科はやっぱり先生なんだ。

少し見直した。

「ありがとう…ございました」

「よかったな、ガキンチョ。命拾いしたんだ。俺に感謝しろよ!!」

「ちょっとーー、アタシはガキじゃないってば」

見直して損した。

「もう、最低」

プッと膨れた頬を仁科先生は押しつぶす。

「悪い悪い、そうだよな。ちゃんとおっぱいあるし、体はガキンチョじゃないってことで」

「…………へ?」

ど変態決定です。