・・・☆彡
「亜夢ー!今日こそは行くよね?」
放課後、私の所に駆け寄ってきて話し掛けてきたのは友達のユリア。
「どこに行くの?」
「もちろん合コンに決まってるでしょ?」
「行かないっ」
「どうして?」
「アタシ行くところがあって……」
「はっ?誰のためにセッティングしたと思ってるのよっ!!」
ユリアはあたしの肩を掴むとがくがくとゆする。
「だって、合コンなんて興味ないし。怖いし」
実はアタシ初恋がまだなんだ。
だからって、心配したユリアはよく合コンとやらに誘ってくれたりする。
でも、学校では不純異性交遊は禁止されてるし男の人と話すのって苦手。
「ばれたらシスターに怒られるもん」
「ばれるわけないじゃん」
「それでもいやなのっ。ごめんねユリア、アタシ帰る!ごきげんようっ」
アタシはユリアにぺこりと頭を下げて、逃げる様に教室を飛び出した。