『亜夢ちゃん、どう?私がいなくても元気にお仕事しているかしら』 「……あ」 まさか、あいつの所に行くのが嫌で看護師になるのを辞めたなんて言えないよ。 『私が帰るころには、立派な看護師さんになってるはずだわよね?楽しみだわ』 みっちゃん先生にそういわれると、心が痛い。 『亜夢ちゃん、頑張ってね』 「はい。みっちゃん先生」 結局、みっちゃん先生を裏切れなかったアタシはフタバ診療所に向かった。