「「「「「すげ〜!!!!」」」」」
俺たちは声を揃えて叫んだ
「あんたら今まで草むらでトレーニングしてたわけ?
せっかくの運動神経もったいないじゃん!!
ほら、適当にストレッチしてて、トレーナー呼んでくるから」
友香はトレーニングルームを去っていった。
それにしてもすげぇ…
ジムにあるものが
俺らの人数分あるじゃん。
「いやー腹筋極めたかったんで嬉しいっす!!」
「おい、尚典。俺ら携帯デビューだぞ?悔しくないか?」
人一倍プライドの高い憲司。
憲司は眉間にしわを寄せていた。
「憲司さん、悔しさをバネにしましょうよ!!俺たちは三枚目ダンサー。でも俺らなら一枚目になれるっス!!」
尚典は明るさを保ちながら
みんなに問いかけた。
「まぁ、俺らに限って永久に携帯ってことはないと思うぜ?あいつらの歌声、世間に聴かせたいだろ?
…俺らはてっぺん取るべき人間じゃん!!」
哲也…、さすがナルシスト(笑)

