「はい!?




いるわけないじゃん



はい、ついたー!!


レッスン頑張ってね〜



じゃ、朱太さん頼んだよ〜」




そう言って友香は去っていった…




ってか朱太さんって…




――――…あの朱太さん!?




「おー、お前らがRainbowね〜。なんかすんげぇまん丸してんなー。ハハッ友香に聞いた通りだわ!!」



朱太さんは爆笑しながら答えた。



「あの、朱太さんってあの朱太さんっすか!?」



尚典が控え目に問いかけると



「えー!!俺以外にも朱太って名前のダンサーいるわけ!?ねぇいるわけ!?」


そう言って朱太さんは
尚典の肩をつかんだ


「おおおれは朱太さんしか知らないっす、まだであったことないっす!!朱太さん好きっす!!憧れっす!!逢えて嬉しいっす!!」


尚典は興奮気味に朱太さんに話しかけた



そりゃあ興奮するに決まってる。





―――…


なにを隠そう、朱太さんは世界のトップダンサーなのだから…