「―…んじゃあ健一でいいんじゃねーの?


長年一緒にいるからわかるけど


こいつやるときはやるし」



「―――…憲司ぃ!!」


俺は憲司に抱きつこうとしたら




「ボコッ」



不気味な音が響き渡った…







「アハハハ、健一さん…、憲司さんに振られた!!憲司さん、ナイスっす!!」



尚典が爆笑しながら俺に近寄ってくる…






「健一、そう落ち込むなって!!彼女できないからって男に走んなって」





――――…


ちがーーーう!!



俺は…俺は




「哲也ー、健一って彼女いない歴何年なの?」


哲也、答えるな…



「3年くらいじゃね?健一奥の手だからモテねぇんだよな〜


俺みたいにさ…」