嗚呼…… なんて綺麗なの。 動揺を超えて、見とれるあたしに美鶴くんは静かに言った。 「忘れてたの許してあげるから、俺ん家来てよ」 ………ん? あたしの聞き間違い?? 家来てって…言った? ぎゅっと美鶴くんの左手と結ばれた右手。 「早く行こ」 あ、聞き間違えじゃないですね!! ………って、 「えぇっ!!!?」 あたし、小学生に誘われてる!? ま、美鶴くんならいいけど…… いや、いや、いや、いや。 そうじゃなくて……