聖の部屋を出て、あたしの部屋に入り、その日は寝た。 「ん……おも…ぃ…」 次の日、息苦しさと重さで、あたしは起きた。 「おはよっ♪桃香ちゃん!」 ……えっ? はっ? 「きゃーーーーーー!!!」 あたしの叫びは、多分この寮中に響き渡ったと思う。 「桃香どないした!?」 あたしの叫びから、一番に部屋に入ってきたのは、健斗だった。 部屋に入ってきて、あたしが叫んだ理由がわかったのか、健斗はあたし達に近寄ってきた。