「何の勉強?」


「数学。」


葵が、数学!?


「算数じゃなくて?」


1+2=3

…とか、じゃなくて?


「違うし!
数学だし!」


変だ…

確実に。


今日はもしかして、全国の高校生が変になる日か?


…そんな日が、あったのか。(←ありません)

知らなかったぜ。


「うわ!
何この問題…
わかるわけ無いじゃん!」


「見せろ。」


そう言って、俺様は、葵の問題集を取った。


「…こんなのも分かんねえの?」


超楽勝問題だし。


「悪かったなぁ!
純分かったの?」


「当たり前。
んなもん、今時小学生でも解けるし。」


「そいつは、天才小学生だ。」


まぁ、俺様レベルともなると…

8歳ぐらいん時には解けてたな。