「ダメだよ。
ドライヤーしないと。」


「いらねえよ。
女じゃねぇんだし。」


でも純、結構髪長いし…


「あたしのドライヤーかしたげるから。」


「いらねーっつってんだろ。
お節介ババア。」


お節介…ババア?!


「人が優しくいってあげてんだから、早く乾かしなさいよ!」


そう言って、あたしは…


純をベッドから引きずり下ろした。


「わっ!
おい!
何すんだ!?」


ドライヤーです!




タンスの中からドライヤーを取り出して、コンセントをさして…


スイッチON。





ブオーーー





「おい!
いらねえから!」


「だって…風邪ひいたら大変でしょ!?」