「理人く〜ん! 一緒にビーチバレーしよ〜!♡」 少し遠くで、女の子達が理人くんを呼んだ。 「うん! いいよ。」 理人くんは女の子達にそう返事した。 「まぁ、破局しないようにせいぜい頑張りなよ。」 そう言って、理人くんは笑いながらあたしの肩をポンポンと叩いて、行ってしまった。 …っていうか、なんだあの態度の差は。 女の子達への態度と、あたしへの態度、明らかに違うんですけど!? …そんなことを考えながらも、あたしは成と梨々香の元へ戻った。