「り、理人くん! あの猫って、もしかして…」 あたしは理人くんの背景の道路を指差した。 今にも道路に出そうな猫がいたから。 その猫が… 前理人くんとの帰り道で見た猫と、そっくりだったから。 「あいつ…!」 理人くんは、猛スピードで道路に向かった。 「理人くん! やめてーーー!!!」 あたしは思いっきり叫んだ。 今道路に出たら… 車が…!!!