…あれは確か僕が五歳位の時。 僕はいつも通り、部屋で黙々と勉強をしていた。 すると、急に本棚から本がバラバラと落ちて来て… 「…痛ってぇ!」 本は思いっきり僕の頭に落ちて来た。 「はぁ…」 僕はそうため息をつきながら、頭の上に落ちてきた本を拾い上げる。 ん…? 本から何か紙がはみ出てる。 「なんだこれ?」 僕は気になって、その紙を抜いてみた。 見てはいけない気がした。 それでも、何故か見ずにはいれなかった。