「純くんのことが大っ嫌いだから。」
ゾクッーーー……
冷たい目…
この人本当に、理人くんなの?
この人は、あたしの知ってる理人くんじゃない。
「僕はずっと純くんのことが嫌いだったんだよ。
憎くて、うっとおしくて、忌まわしくて…
だから、純くんの大切な物を奪ってやった。
それだけだよ。」
「”純の大切な物”…?」
「そう、君だよ。
葵ちゃん。」
純の大切な物を奪う…
じゃあつまり、理人くんは…
「わざと純が教室に入ってくるタイミングで、わざとあたしにキスしたの!?」
「そうだよ。」
ひどい…
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