「なんでお前が… 葵にキスしてんだよ!?」 純の拳が、また理人くんに向いた。 だめ… こんなのだめだよ。 止めないと… あたしが止めないと!!! 「…や、やめて、純!!!」 あたしは、純と理人くんの間に入った。 「純。 だめだよ、こんなの…」 純が怒るの分かるよ。 当たり前だよ。 純の目の前で、あたし… 理人くんとキスしちゃったんだもん。 でも… 理人くんの顔も、純の手も怪我してる。 これ以上、こんな喧嘩続けたらだめだ。