「何してんだよ…お前ら。」 純だった。 「か、帰ったんじゃなかったの?」 「…近くの本屋で時間つぶしてたんだよ。 葵、そろそろ作業終わったかと思って迎えに来た。」 そうだったんだ…。 待っててくれてたんだ。 「つーかさ…」 純は、自分の拳をしっかりと握りしめている。 「てめえ!!! 葵に何してんだよ!?」 純は力いっぱい理人くんを殴った。 「…っ!?」 理人くんの口からは血が出てる。 …どうして? どうしてこんなことになるの!? 嫌だよ。 嫌だよ、こんなの…。