「ありがとね、梨々香。
大好き!」


あたしは梨々香に抱きついた。


「ちょっと!
あたしも仲間に入れてくれよ!」


あ。

成がヤキモチ妬いてる。


「成もありがとう!
成のことも大好きだよ!」


「あたしも二人が大好きだぜー!」


成も勢い良くあたしと梨々香に抱きついて来た。


「ちょっ…
二人とも、重いんだけど。」


「照れんなよ、梨々香ー!」


「そうそう!
照れない、照れない!」


「照れてないわ。」



本当に、あたしはいい友達を持ったなって心から思う。


…二人に助言ももらったことだし、今日家に帰ったら、ちゃんと純に謝ろう。