「ちょ、梨々香…
あんま葵を責めてやるなよ!」


成は梨々香にそう言った。


「あ…ごめんね、葵。

責めてたつもりは無いの。

あたしは早く葵に獅子堂純と仲直りして欲しいのよ。

今朝から葵、元気無いし…

葵に元気がないと、心配なの。」


梨々香…。


「うん、ちゃんとわかってるよ。
梨々香があたしのこと思って言ってくれてるってこと。」


毒舌だけど、梨々香が優しいのも、面倒見がいいのも…

ちゃんと知ってるから。