「…で?」


飯食って、風呂も入って落ち着いたところで、俺は葵に改めて質問した。


「へ?
何が?」



イラッ…



「”何が?”じゃねぇよ!
こんな遅くまで何してたか聞いてんだよ!」


俺が葵を見つけたのは8:30過ぎ。

学校の最終下校時刻は5:30。


委員の仕事で居残りしてただけにしては、帰ってくるのが遅すぎる。


「えっと…
いつも通り委員の仕事して、そしたら雨が降って来て、理人くんの家で雨宿りさせてもらってた。」


「…は!?
理人の家!?」


「うん、そうだけど…
ダメなの?」


いやいやいや!


ダメに決まってるだろ!