ドンッ
「…わっ!?」
あたしは何かにぶつかって、思わず尻餅をついた。
つい、前見ないで勢いで走ってたから…
「大丈夫?」
「あ!
はい、すいませ…」
尻餅をついたあたしに、おそらくぶつかってしまった相手が手を差し伸べてくれた。
「…え?」
「あれ?
君は…」
手を差し伸べてくれたのは…
「王子!?」
まさかの王子だった。
「ははっ!
君はいつも危なっかしいお姫様だね。」
「ご、ごめんなさい!!」
恥ずかしい〜!!!
なんで王子にはこんなかっこ悪いとこばっか見られるんだろ…
タイミング悪い!
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