「瑞稀ちゃん、去年はバレンタインってだけでめっちゃげっそりしてたのに…

今年はなんか元気やな〜。」


「ん〜、まぁ確かに。」


去年のバレンタイン当日は、一日中魂抜けてたからな。


だって、俺一日中男達に追いかけられてたんだぜ!?

中には名前も知らねえやつとかもいたし!

そりゃ魂も抜けるわ!



…でも、今年はなんかそこまで嫌じゃ無いと言うか。

むしろバレンタインが楽しみなくらい…


「瑞稀ちゃんもしかして…
特定の女の子からのチョコ、狙ってるんちゃうん?」


特定の女の子…



あぁ〜、なるほど。