「だってなぁ!二人とも!
2月14日が何の日か知っとる!?」


…あー、バレンタインな。

今朝、小牛田とその話したから分かった。


「2月14日…その日は…」


和希は謎に立ち上がった。


いや、本当、なんで立つ必要がある。


「そう!バレンタインデー!!」


純は和希に合わせて、立ち上がった。


つーか、なんでこいつも立った!?

しかも超テンション高いし!


「バレンタイン…それは、女が男にチョコレートを送る日…」


和希は、拳を握りしめてそう言った。


「バレンタイン…それは、女が男に愛を送る日!!」


純も、続いてそう言った。

拳を握りしめて。