「行くぞ、葵。」


朝飯も食い終わり…

俺達は、今から学校に行く。


「ちょっと待って、純!
靴ひもが…」


葵は一生懸命に靴ひもを結ぶ。


つか、靴ひも結ぶのにどんだけ時間かかってんだよ。

不器用か!


「ん?
あれ?
あたし…純と一緒に学校行って大丈夫かな?」


は?

なんでそんな心配すんだ?


「だって…
普通に考えて見てよ。
あたしが純と一緒に登校なんてしたら…」


あ~なるほど。


「カレカノみたいで嫌だと?」


ま、そうなるわな。


「それもあるけど…」


え?

他になんかあんの?


「あたしの隣に居る人誰ー!?みたいな。
ていうか、絶対視線凄いよ!
純…顔だけはいいから。」


あぁ…

なりそう、なりそう。


って、おい!

顔だけは…って!!


顔以外もいいから!