「…てか、時間やばぁっ!
ちょっと…なんでもうちょい早く起こしてくれなかったの!?」
こいつ…
「お前が起きなかったんだろーが。
大体、起こしてやったんだから、ありがたいと思え。」
こういう場合って、普通さぁ…
女の方が起こすだろ。
なんでよりにもよって、この俺が…
起こしてやった挙句、枕投げられた挙句、怒られないといけねえんだ。
「出て行って。」
「あぁ?」
出て行けって?
なんで俺が?
「いいから出て行って!
…着替えるからっ////」
あぁ…
そういうこと。
「別に俺は気にしねえけど。」
「あたしが気にするの!」
あーそう…
「んじゃ、先に朝飯食っといてやるよ~」
俺は部屋から出て、キッチンまで向かう。
ったく、葵のヤツ…
俺を完全になめてやがる。
変な女。

