「じゃあ大晦日だし、ゆっくりしよ。」


「いっつもゆっくりしてるでしょ!」


…まぁ、そうだけど。



つってもな〜、やることないし。


寒いし。

眠いし。

暇だし。


(↑ただのニート)



俺はベッドでケータイをいじる。


「もー、ぐーたらみっちゃん!」


プンプン、と口を膨らませている母さん。


46歳でよくそんな仕草ができるな。


いくら童顔で若く見えるからって…ダメだろ。


「…っと、あれ?」


ケータイを見ていると、通知が来ているのに気づいた。


…和希からLINE。