「…よし、早乙女の水のおかげで酔い覚めたわ!」 まぁ、元々覚めてたんですが。 「そらよかった。 んじゃまー帰るか。」 「おう!」 あたし達は、ベンチから立って、また歩き出した。 そっからの帰り道は、喋ったり、喋んなかったり… でもやっぱり喋んなかったり。 基本沈黙のまま、あたしは早乙女に家まで送ってもらった。