「まぁまぁ。
冗談やんか♪」


俺のは冗談だとしても、六股してるのは事実だけどな。


「ほんじゃ、まぁそろそろ帰ろか、瑞稀。」


「ん。」


俺達は雑談を終えて、荷物を背負った。


「和希バイバーイ!
連絡ちょーだいねー♡」


「任しといて〜じゃぁな〜!」


中原恋雪さんともバイバイして、俺達は教室をでる。


「つぅか、なんだ、和希彼女いたのかよー」


しかも六人も。


「言うてへんかってんな〜すまんすまん!」


「純も和希も彼女いるし、俺だけかよ〜」


まぁそんなに必要としてないけど。


二人に彼女がいるっていうのが、なんか寂しい。


「瑞稀、彼氏なら何人もおんのにな〜」


「いねえよ!」


彼女よりも必要としてねえよ!


「今日の体育の着替えん時、瑞稀の裸見た男子達の絶望しきった顔が忘れられへんわ。」


いつの間に見られてたんだ!?


つうか、勝手に見て勝手に絶望してんじゃねー!