「一緒に帰るぞ」


言いながら、早乙女は教室の電気を消して、鍵を閉めた。


…って。


「ぇえ!?」


い、一緒に!?


「?
何驚いてんだよ?」


「や、だって…」


一緒に帰るとか…


「そりゃもう外も暗いからな。
変な奴とかいるかもしんねーし。」


なるほど。


「わかった!
変な奴がいたらあたしが守ってやるよ☆」


「逆だっつーの!」


ん?


逆?なにが?


「…たく。
もー、なんでもいいから帰ろうぜ」


「おう!」


あたし達は学校を出た。