「いいけど… どっちでも良くね?」 「いいわけねぇだろ。 お前、女なんだから… 力仕事は、俺に任せろ。」 ドキッ… 初めて… 女の子扱い、された気がした。 「つ…机ぐらい、あたしだって運べるけどなっ。」 「いいから、黙って床はいとけ。」 “女なんだから” んなこと、初めて言われたし。 なんか、調子狂う。 ドキ… ドキ… ドキ… 胸が、変だ。 なんなんだ? これ…