ドサッ…… 俺と葵は、階段から落ちた。 「いったぁ…」 「俺の方が痛い。」 正確には、葵が階段から落ちて… 俺は、助けに入ったというか… 「えぇ!? 純ー!?」 「大丈夫か?」 「あ、あたしは大丈夫だけど…」 良かった。 なんとか、守れたみたいだ。 「純は!? 大丈夫なの!?」 「あぁ。」 痛くないっていったら嘘だけど… たいしたこと無い。 葵が無事なら、いい。 「つーかお前は、本当にバカだな! コケるなって、言った側から…」 さすが葵。 ドジさでは誰にも負けねえな。