大丈夫、これくらいのことじゃもうわたしは傷付かない。
それは上原くんと付き合っていく上で避けられないことなんだと、もう充分すぎるほど理解している。
他の人が好きな彼を好きになってしまった。
完全にわたしの負け。
そりゃあショックなこともあるけど、それ以上に上原くんはわたしに愛する幸せを与えてくれる。
温かな体温を、時間をくれる。
だから、辛くはないの。
上原くんにギュッと抱きしめられながら頭を撫でらる。
今はまだ、この温もりを手放したくない。
コンコンー…
しばらくすると扉をノックする音が聞こえた。
「俺が出るから、先に休んでろ」
上原くんはわたしの頭をポンっと撫でわたしから離れ扉へ向かった。
「あっ、まだ起きてた!?みんなでトランプやろうよ!」
聞こえてきた声は由香里さんの明るい声。
「いや、唯はもう寝てる。長旅で疲れたんだろ」
心なしか上原くんの声も優しく聞こえるのはわたしが妬いているせいだろうか。
「えぇ〜つまんないなぁ。唯ちゃんと夜更かししたかったのに…。でも寝ちゃってるなら仕方ないね」
「悪いな、明日付き合ってやるよ。……あっ、由香里」
「なに?」
「……いや、なんでもない」
上原くんは由香里さんに何て言おうとしたんだろう。
「なーにー?途中まで言って気になるじゃん!」
「なんでもないって!早く戻れよ。みんな待ってるんだろ?」
「わかった。じゃあ哲の願い事教えてくれたら戻るよ」
願い事……。それは、さっきの線香花火のときの?
それは上原くんと付き合っていく上で避けられないことなんだと、もう充分すぎるほど理解している。
他の人が好きな彼を好きになってしまった。
完全にわたしの負け。
そりゃあショックなこともあるけど、それ以上に上原くんはわたしに愛する幸せを与えてくれる。
温かな体温を、時間をくれる。
だから、辛くはないの。
上原くんにギュッと抱きしめられながら頭を撫でらる。
今はまだ、この温もりを手放したくない。
コンコンー…
しばらくすると扉をノックする音が聞こえた。
「俺が出るから、先に休んでろ」
上原くんはわたしの頭をポンっと撫でわたしから離れ扉へ向かった。
「あっ、まだ起きてた!?みんなでトランプやろうよ!」
聞こえてきた声は由香里さんの明るい声。
「いや、唯はもう寝てる。長旅で疲れたんだろ」
心なしか上原くんの声も優しく聞こえるのはわたしが妬いているせいだろうか。
「えぇ〜つまんないなぁ。唯ちゃんと夜更かししたかったのに…。でも寝ちゃってるなら仕方ないね」
「悪いな、明日付き合ってやるよ。……あっ、由香里」
「なに?」
「……いや、なんでもない」
上原くんは由香里さんに何て言おうとしたんだろう。
「なーにー?途中まで言って気になるじゃん!」
「なんでもないって!早く戻れよ。みんな待ってるんだろ?」
「わかった。じゃあ哲の願い事教えてくれたら戻るよ」
願い事……。それは、さっきの線香花火のときの?


