さよなら、片思い【完】

そして、またスクリーンに映る写真が変わる。


これは、大学の卒業式の写真。


律さんもお祝いに来てくれてみんなで撮った7人の集合写真。


「唯ちゃん。わたしは唯ちゃんが羨ましいです」


えっ?由香里さんがわたしを羨ましい?


「わたしは天邪鬼だし照れちゃうし、唯ちゃんみたいに素直になれない。

だけど唯ちゃんを見習って素直な気持ちを充に伝えていこうと思うの。唯ちゃん、これからも哲をよろしくね」


その言葉を聞いて今度こそわたしの涙腺は崩壊した。


涙の世界の中、杉田くんの声が聞こえてきた。


「みなさん。私たちはこれからの夫婦生活で互いに道を間違い壁にぶつかることもあるでしょう。

ですが安心してください。私たちにはこんなに素敵な仲間がいます。そんなときはきっと彼らが私たちに道を示し、暖かく手を差し伸べてくれます。本日は誠に、ありがとうございました」


そう綺麗にお辞儀をする杉田くんと由香里さんに会場中が割れんばかりの拍手に包まれ、それはしばらく続いた。