さよなら、片思い【完】

お互い無言のまま沈黙が続いたけれどお湯張りが終了した音が部屋に響いた。


「お風呂、溜まったみたいだな。先入っておいで。身体が冷えてるし疲れも取れるから」


「うん…」


そう言うと一言だけ返事をして唯はお風呂に入っていった。


唯みたいな純粋な子はこんな場所無縁だろうから、緊張してるんだろ。


しばらくして唯がお風呂から出てきた。


温まったからかほんのりピンク色の頬に濡れた毛先、潤んだ瞳…


それは俺を刺激するのに十分すぎる要素だった。


「ありがとう…先にお風呂、いただきました…」


「あっ、うん。俺も入ってくるから、唯は先に寝てていいよ」


唯と視線を合わせないようにお風呂に入る。