ダメだ。
寒空の下、いつ来るかわからないタクシーを待っていたら唯が風邪を引くかもしれない。
「唯。とりあえず駅から出よう。大丈夫だって、俺がついてる」
「うん」
唯を不安にさせまいとそう言ったけれど、どうしようかと頭を回転させる。
そして考えに考えて、唯の手を取り向かったのビジネスホテル。
「申し訳ございません。生憎、本日は満室でございます」
「ハァ、ここもダメか…」
このホテルで6件目、同じセリフを6回聞いた。
「花火大会と先ほどの運転見合わせの影響でこの辺りのビジネスホテルはどこも満室かと…」
「そうですよね…ありがとうございます」
唯とホテルを出ると北風が更に身体に染みる。
「唯、大丈夫?寒くないか?」
「うん。平気だよ」
困ったな…俺ひとりだったら漫画喫茶でもカラオケボックスでもいいけれど、唯と一緒だとそういう訳にはいかない。
寒空の下、いつ来るかわからないタクシーを待っていたら唯が風邪を引くかもしれない。
「唯。とりあえず駅から出よう。大丈夫だって、俺がついてる」
「うん」
唯を不安にさせまいとそう言ったけれど、どうしようかと頭を回転させる。
そして考えに考えて、唯の手を取り向かったのビジネスホテル。
「申し訳ございません。生憎、本日は満室でございます」
「ハァ、ここもダメか…」
このホテルで6件目、同じセリフを6回聞いた。
「花火大会と先ほどの運転見合わせの影響でこの辺りのビジネスホテルはどこも満室かと…」
「そうですよね…ありがとうございます」
唯とホテルを出ると北風が更に身体に染みる。
「唯、大丈夫?寒くないか?」
「うん。平気だよ」
困ったな…俺ひとりだったら漫画喫茶でもカラオケボックスでもいいけれど、唯と一緒だとそういう訳にはいかない。


