さよなら、片思い【完】

それに上原くんはどんなに長く女の子と付き合っても3カ月は持たなかった。


だから彼が唯ちゃんに本気なんだと瞬時に思った。


それはどこか寂しくもあり、けれど嬉しくも思う。


彼の選んだ相手が唯ちゃんだから、


唯ちゃんと友達になりたいなんて、おこがましいことは思わない。


でも初めて同い年の女の子から名前で呼ばれて、たわいもない会話だけでも楽しくて、


時間潰しで来ている図書館も、唯ちゃんの姿が見えるとやっぱり嬉しくて。


そしてわたしはまた唯ちゃんが窓から3つ目の席に座って本を読んでるんじゃないかと、


またわたしを見つけてあの優しい笑顔で声をかけてくれるんじゃないかと、


そんな唯ちゃんを頭に思い浮かべながら少し足早に図書館へ向かう。