澄香は年上の社会人彼氏と同棲をしていて、度々小さなケンカをしてはわたしやなっちゃんに愚痴をこぼしてくる。
例えば澄香のアイスを勝手に食べたとか、頼んでおいた録画をし忘れてるとか、そんな些細なことばかりで、わたしはいつも聞き役に回りながら微笑ましくも思った。
だけど今回はちょっと違って、
『唯、聞いてよ!もうイヤ!あんなヤツ、別れてやる!絶対、別れてやる!』
『ちょ、ちょっと、どうしたの澄香。落ち着いて。ねっ?』
興奮している澄香を宥めて話しを聞くと、どうやら澄香が新しく買ったお気に入りのワンピースを見た彼氏の反応がケンカの原因みたいで、
『アイツなんて言ったと思う!?それ、似たやつ持ってなかったっけ?って。本当バカ!本当アホ!女心をわかってないんだよね!!!』
『うーん。確かに可愛いって言ってもらいたいよね』
『でしょ!?誰のためにオシャレしてると思ってるんだよって感じ!』
鏡の前でにらめっこして、髪をセットしたりいつもとは違うメイクをしたりオシャレに着飾りたいのは大好きな人に可愛いと思われたいのは当然で、
澄香も、恋する女の子たちはみんな一生懸命だから。
『唯のとこはいいよねぇ。上原くん、唯に甘いからねぇ』
『えっ!?わたし!?』
『唯って上原くんとケンカってしたことあるの?』
哲くんとケンカ?
言われてみると、わたしたちケンカしたことないかも。
例えば澄香のアイスを勝手に食べたとか、頼んでおいた録画をし忘れてるとか、そんな些細なことばかりで、わたしはいつも聞き役に回りながら微笑ましくも思った。
だけど今回はちょっと違って、
『唯、聞いてよ!もうイヤ!あんなヤツ、別れてやる!絶対、別れてやる!』
『ちょ、ちょっと、どうしたの澄香。落ち着いて。ねっ?』
興奮している澄香を宥めて話しを聞くと、どうやら澄香が新しく買ったお気に入りのワンピースを見た彼氏の反応がケンカの原因みたいで、
『アイツなんて言ったと思う!?それ、似たやつ持ってなかったっけ?って。本当バカ!本当アホ!女心をわかってないんだよね!!!』
『うーん。確かに可愛いって言ってもらいたいよね』
『でしょ!?誰のためにオシャレしてると思ってるんだよって感じ!』
鏡の前でにらめっこして、髪をセットしたりいつもとは違うメイクをしたりオシャレに着飾りたいのは大好きな人に可愛いと思われたいのは当然で、
澄香も、恋する女の子たちはみんな一生懸命だから。
『唯のとこはいいよねぇ。上原くん、唯に甘いからねぇ』
『えっ!?わたし!?』
『唯って上原くんとケンカってしたことあるの?』
哲くんとケンカ?
言われてみると、わたしたちケンカしたことないかも。