唯、以外の女？


由香里のことは？


確実に俺の中で由香里よりも唯の存在が大きくなっている。


明るくて優しくて可愛くて、そんな由香里が好きだったんだ。


だけど、


「上原くん」


俺を呼ぶ唯の優しい声、可愛らしい微笑み、穏やかな空気に触れて愛しい気持ちがどんどん溢れる。


「上原くん、大好き」


「ありがとう」


まだ俺の中で由香里への気持ちが完全に消えてないから、キミを唯一の存在だと思えたとき、


この気持ちを伝えさせてほしい。


そのときまで…大事に育てていきたい、この甘い想いを。


【彼女と二度目の恋心】 完