さよなら、片思い【完】

ダメだ。きっとふたりもお兄の彼女に洗脳されてるんだ。


お兄はとんでもない性悪女を彼女にしてしまったみたいだ。なんとかして別れさせないと!!!


「なんだかまだ納得してない顔ね。そうだ!明日のこの時間にもう一度お店においでよ。面白いものが見れるから」


面白いものという律ちゃんの突然の誘いに顔を傾げる。


「面白いもの?」


「そう。きっとヒナちゃんも唯ちゃんのこと大好きになるよ」


大好きになんてならない。そう決意して、わたしはまた明日来る約束をした。


「メグも明日一緒に行く?」


律ちゃんと由香里ちゃんにお礼をしてメグと一緒にお店を出た。


「ヤダよ。行かないよ」


「えっ!着いてきてくれないの!?お兄の彼女の本性を暴くんだよ!?」


「本性ってね…アンタさっきのふたりの話ちゃんと聞いてた!?どう考えても哲さんの彼女さん良い人じゃん!!」


そんなっ!まだ会ったこともないメグでさえも洗脳しただなんて!


「おーい。わたしの話聞いてるかー?」


わたし一人でも敵陣に飛び込んでやる!


「ヒナー。…ダメだ、聞いちゃいない」


必ずお兄の、みんなの目を覚ましてあげるんだから!